引っ越しの際に、インフラの手続きに加え少し面倒に感じてしまうのが“転入届”。
どこの受付に行けばいいのか?何時まで受付されるのか?マイナンバーカードを使った手続き方法や、港区ならではの行政サービスをまとめました。
転入の手続き方法は「窓口」のみ
窓口は水曜なら19時まで受付してくれる
転出届は郵送でも対応してもらえますが、転入届に関しては受付に行く必要があります。受付時間は8:30〜17:00まで。毎週水曜は延長されて19時まで開いています。ただし、17時〜19時の延長時間中は、海外からの転入などの手続きはできないため、注意しましょう。
受付時間:午前8時30分~午後5時
※水曜日は、各総合支所区民課窓口サービス係、保健福祉係で午後7時まで受付しています。
詳しくは各総合支所へお問い合わせください。
閉庁日:土曜、日曜、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)
窓口は5箇所
(1)芝地区総合支所(港区役所)
新橋、東新橋、西新橋、虎ノ門、愛宕、芝公園、浜松町、芝大門、芝、三田1~3丁目、海岸1丁目
(2)麻布地区総合支所
東麻布、麻布台、麻布狸穴町、麻布永坂町、麻布十番、南麻布、元麻布、西麻布、六本木
(3)赤坂地区総合支所
元赤坂、赤坂、南青山、北青山
(4)高輪地区総合支所
三田4・5丁目、高輪、白金、白金台
(5)芝浦港南地区総合支所
芝浦、海岸2・3丁目、港南、台場
Q.管轄外の住所への転入届出はできる?
港区の場合、上記に記載の管轄の住所以外でも転入の手続きができます。例えば、六本木に引っ越す場合でも、麻布地区総合支所だけでなく、赤坂や芝の窓口でも手続きが可能です。
手続きの期限
港区に引っ越してから14日以内です。
それ以降になると、転居日の証明が必要になるなど手続きが増える可能性があるので、期間内に手続きをしましょう。
マイナンバーカードを継続利用できる「特例の転出・転入」を忘れずに
マイナンバーカードを持っている場合は、「特例の転出届」といって引っ越し前の行政から発行される転出証明書の代わりにマイナンバーカードの提示と暗証番号で転入が可能です。
窓口か郵送で転出する行政への転出届は必要なため、転出する行政・転入する行政の双方に手続きが必要な点は通常と変わりませんが、転出証明書を受け取る手間がなくなるなど、引っ越しをスムーズに進めることができます。
転出する行政には郵送で転出届を提出し(行政のページからダウンロード可能な場合が多いほか、転出証明書が不要なため返信用封筒の用意も不要)、転入する港区には引っ越しから14日以内かつ転出から30日以内に家族のマイナンバーカードと暗証番号を持って窓口に向かう方法にすれば、拘束時間はより少なくなるでしょう。
港区では、この「特例の転入届」は前述の水曜の窓口の延長受付時間中でも手続きが可能ですが、年金など他の機関への確認事項が発生した場合は別日に手続きが必要になる場合があります。結婚や転職などと同時に引っ越す場合には、通常の受付時間中に手続きをする方が良いでしょう。
また、転出の届出から転入手続きまでの期間が短いと、ネットワーク上で転出の手続きが反映されておらず港区側で転入手続きができない場合があるため、転出する行政に事前に確認をしておくと、二度手間を省けるでしょう。
※マイナンバーの通知カードのみ持っている場合は特例は適用されず、通常の届出の方法となります
港区では、以下を持参の上手続きが必要となります。
1)カードを持っている人全員分の
マイナンバーカードまたは住民基本台帳カードまたは通知カード
マイナンバーカード・住民基本台帳カードは全員分のカードの暗証番号の入力が必要です。
※住民基本台帳カードをお持ちになる際は、通知カードも一緒にお持ちください。(2)本人確認書類
(3)印鑑
(4)外国人住民の人は、転入者全員の在留カード、特別永住者証明書または旧外国人登録証明書
港区は行政サービスが充実
東京23区の中でも、一人当たりの歳入の高さで常に上位にランクインしている港区。行政サービスも非常に充実しており、暮らしやすい環境が整っています。ちいバスや区のスポーツセンターは、どの世代も気軽に使える行政サービスの一つです。
港区のコミュニティバス「ちいバス」
1乗車100円(未就学児は無料)で港区の主要な駅や施設間を移動できるコミュニティバス「ちいバス」。坂のあるエリアや地下鉄の乗り換えが必要なちょっとした移動などにも非常に便利です。
・田町ルート
田町駅東口~赤羽橋駅前~麻布十番駅前(一の橋)~六本木ヒルズ~六本木駅前
・赤坂ルート
六本木ヒルズ~赤坂駅前~溜池山王駅~青山一丁目駅前~六本木駅前~六本木ヒルズ
・芝ルート
新橋駅~虎ノ門二丁目~港区役所~田町駅東口~みなとパーク芝浦
・麻布東ルート
港区役所~芝公園駅~六本木けやき坂~神谷町駅前~港区役所
・麻布西ルート
広尾駅~麻布十番駅前(一の橋)~六本木けやき坂~広尾駅
・青山ルート
六本木ヒルズ~日赤医療センター~表参道駅~青山一丁目駅前~赤坂見附駅
・高輪ルート
品川駅港南口~高輪地区総合支所前~浅草線三田駅前
・芝港南ルート
品川駅港南口~港南四丁目~芝浦ふ頭駅~田町駅東口
上記のようなよく使う駅やスポットを結ぶルートが複数あり、本数も日中は30分に1本程度と、普段使いもしやすいサービスです。(2019年9月時点)
公営とは思えないほど豪華なスポーツセンター
2014年12月に、区内随一の規模となる総合スポーツ施設として開設された「港区スポーツセンター」。アリーナ、サブアリーナをはじめ、競技場、武道場、プール、トレーニングパーク、屋内・屋外のランニングコースなど充実した最新の設備を備えています。
JR田町駅から徒歩5分、都営地下鉄三田駅から徒歩6分とアクセスも良好。東京オリンピックのトレーニング場所としても提供されているほどの充実度です。
このスポーツセンターの目玉はなんといってもプール。
25m×6 コース、水深1.25mの大プールのほか歩行用プールや小プール、そしてジャグジーやサウナも完備。従来の市民プールのイメージを一新する豪華な市民プールとなっています。
指導員による水泳の無料ワンポイントレッスンなどもサービスもあり、ジムにはウエイトマシン、ストレッチ、ボディウエイトなど様々なゾーンが。テクノジム製のウエイトマシンとスタートラックのカーディオマシンや女性にも適したファナシスマシンが約80台揃えられています。
精密体組成機器のIn Bodyで、体重や体脂肪率だけでなく筋肉量や骨量、体水分量、基礎代謝量まで計測でき、気軽に楽しむ人から真剣に体を絞りたい人まで、多くの人に開かれたジムとなっています。
剣道、柔道、合気道、なぎなた、弓道、アーチェリー、民謡、民踊などの多岐に渡る様々な競技の定期練習会、屋内外にランニングコースもありと、公営とは思えない幅広いニーズに答える充実度が魅力です。
午後10時30分 (最終入場時間午後9時30分)まで営業しているため、仕事帰りにジムやプールに寄ることもできます。ちなみに、港区在勤者や在学者も在住者と同じ500円まで割引されるため、会社が港区にある方でも気軽に通うことができます。
これ以外にも、行政の施設やサービスが充実している港区。
港区に引っ越したら、自身が利用できる行政のサービスを一度チェックしてみてはいかがでしょうか。