タワーマンションでも、すべてが管理費が高いわけではなく、安いマンション、高いマンションがあります。
ただし、これらは安ければよいというわけではないという点に注意が必要です。「お金の使い道に価値を感じられるか」という観点で判断するのがよいでしょう。
管理費とは、おもに管理会社への委託料や清掃費、共用部の維持費、消耗品や簡易な修繕など、マンション全体を維持するための業務に使われます。 タワーマンションにおいて管理費が高くなりがちなのは、清掃費や、プールや植栽、駐車場などの共用施設の管理コストが高いケースです。
共用施設は利用料などの受益者負担でまかなっているケースもありますが、外壁や植栽、廊下、エントランスホールなどは全員で使うものですから、管理費の中でまかなうことになります。 住戸数が多ければ規模のメリットにより一人あたりの負担が軽くおさえられているマンションもありますが、問題は清掃の頻度や箇所を減らして負担をおさえているケースです。
そうして管理費をおさえすぎた場合は管理状態の悪化につながる可能性もありますので、「安ければよい」というわけではなく、「何に対しての費用なのか」を管理組合総会の議事録等で確認することが大切でしょう。